これはイカンやろ・・・・
NHKの「みんなのうた」で,
ウメボシジンセイ
って曲をやっています。
こんな感じ。
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「ウメボシジンセイ」
原詞 「尋常小学読本巻五」より“うめぼし”
補作詞 大島亜佐子
作曲 櫻井映子
二月三月 花ざかり うぐいす鳴かせたこともある
五月六月 実がなれば 枝からふるい落とされて
近所の町へ持ち出され
何升何合計り売り
もとよりすっぱい この体
ウメ ウメ ウメボシとしてうまれ
ウメ ウメ ウメボシとしていきる
塩にそまって辛くなり しそにそまって赤くなる
七月八月 暑いころ 三日三晩の土用干し
思えばつらいことばかりこれも世のため 人のため
シワがよっても若い気で
小さい君らの仲間入り
運動会にもついていく
ウメ ウメ ウメボシとしてうまれ
ウメ ウメ ウメボシとしていきる
九月十月霜月と 紅葉狩りにもついていく
あっという間に年は暮れ
また一年のはじまりがひとりひとりにおとずれて
泣いて、怒って、笑うだろう
ウメ ウメ ウメボシとしてうまれ
ウメ ウメ ウメボシとしていきる
「梅はその日の難のがれ」
さいごの一粒その日まで 君らの日々に幸アレと
これがわたしのウメボシジンセイ
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でね,なーんか違和感があったので,元の詩を調べてみました。
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元から「補作詞」って書いてあるので,どこまで意味があるかはわかりません。
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こんな感じてす。
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うめぼし
二月・三月花ざかり、
うぐひす鳴いた春の日の
たのしい時もゆめのうち。
五月・六月実がなれば、
枝からふるひおとされて、
きんじよの町へ持出され、
何升何合はかり売。
もとよりすつぱいこのからだ、
しほにつかつてからくなり、
しそにそまつて赤くなり、
七月・八月あついころ、
三日三ばんの土用ぼし、
思へばつらいことばかり、
それもよのため、人のため。
しわはよつてもわかい気で、
小さい君らのなかま入、
うんどう会にもついて行く。
ましていくさのその時は、
なくてはならぬこのわたし
・・・
なんだろう,この違和感。
最後のいくさ・・・の部分を変更するのは(時節柄)良いとして。
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ウメ ウメ ウメボシとしてうまれ
ウメ ウメ ウメボシとしていきる
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いや,そういうことを言いたい詞ではないんだよ,この元の詩は。
ウメボシなんだけど,みなさんウメボシって知らないでしょう?,私は(みんなが思っている)ウメボシ以上の生き方をします!っていう詩なんだよ。
この詩は。
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「うぐいす鳴かせたこともある」,ていう表現も最悪だけど。
「うぐいすに宿を貸した」位の表現,できないのかねぇ。
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NHKはどうしたいのだろう?
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分をわきまえろ,分を知れ,下々は下々の範囲で生きていけ
とでも,言いたいのでしょうか・・・。
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NHKは,この歌に関する限り,最低です。
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