A先生の思い出

大学1年生、定期演奏会です。

初めてのロシア民謡。


声を(自然に)出すこと、ただひたすら、それだけを教えていただきました。

それ以外のことを教えられても、理解できたかどうか・・・わかりませんが。

この演奏は、セルゲイ・ジャーロフの編曲のものです。そう、ドン・コサック合唱団と同じ。

だから、バカ正直に演奏しても、つまんない。

超人的とも思える、音の跳躍・・・等々。「歌の演奏」を教えていただきました。


少なくとも、声は良く出ている。


1曲目にドラマがありました。

指揮者が曲の途中で演奏を止めて、アナタの方を見つめて深くうなづきました。

さあ、あなたならどうする?


私は迷わず(迷ったけど・・)、もう一度その曲の冒頭の音を採りました。

大学2年生、横浜です。

初めての、全国レベルの舞台です。

写真が斜めからのアングルなので、あまり気になりませんが、正面から見ると全体的にベース寄りになっています。

それも、経験の無さ、ですかね。

大学で銅賞。

大学3年生、名古屋です。

課題曲は、ベルディで、まあ、体力的にシンドイ歌でした。

自由曲は三木稔。これは技術的に大変シンドイ歌でした。

大学で銅賞。

大学4年生、福岡です。

課題曲は、ワーグナー。

自由曲は、ほんとうに、体力的にもシンドイ歌でした。

大学で銅賞。

大学4年生、フェアウェル・コンサートです。

途中で先生のお話が入ります。

私の話も入りますが、あれはまったくのアドリブです。予告編無しです。

演奏会場が、旧広島市民球場の近くなので、球場のアナウンスも入ります。


先生のお話姿。

声が響きすぎてマイクが壊れた?ことがある、という逸話もあります。

写真の一番左で、左手に鍵盤ハーモニカを持っているのが私です。(長い説明!)

これを忘れちゃいけない・・・。

大学3年生の時の記念ステージです。

フルコンのピアノ2台をオープンにした伴奏です。

ピアノだけでも聴きものですけど、それに負けない合唱もすごい!

まあ、この時代にアマチュア合唱団で「アイーダ」は歌わないでしょうね。普通はね。

これを、のせて歌わせてしまう、ってとこがまたスゴイんだなあ。

この時は、男声は、広島大学グリークラブの現役団員のみ、女声は3団体、女声のソリスト2名は外部の方にお願いし、男声のソリスト2名は、現役団員です。

でもね、聴きどころは、ピアノのお二人ですよ。

えっ、ミスタッチ?何を聴いているんですか!

お聴きなさい、この力強きピアノを!これこそ、合唱を盛り立てる、合唱に負けない、競い合うピアノです。これこそピアノ伴奏です。