旧作の新作?
チェリビダッケは,オペラを振らない,と聞いていますが,演奏会では,声楽曲も取り上げています。
ワーグナーとか。
これも,その一枚です。
以前,ムター(バイオリン)がチェリビダッケとの共演をドタキャンして,(本番の舞台上で,「演奏しません」といったそうです),代わりに,ドボルザークの「新世界」を演奏したことがあったそうです。
ニルソンは,演奏したんですね。
ライナーノーツには,ニルソンの歌が
「わが道を行く」
演奏だ,みたいなことが書いてありますが,私には,そこまでは思えませんでした。
オケの伴奏においても,一点の曇りも許さないチェリビダッケの指揮に,ニルソンが全身全霊で応えている,いや,その上に自分の音楽世界を築こうとしている,私にはそう思えました。
オケの力量は別だけど。
ニルソンって,まだ存命だったっけ?
引退パーティーで,ワルキューレ(の乙女)の「ホヨトーホ!」を実音で歌ったそうですが。
写真を見てもわかりますが,
デカい!
そうじゃなきゃ歌えません。当たり前です。
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